海外小説から
キング作品を二つ。


本当に怖いぞくっとするホラーであるけれど、同時に人の心理、その人のおかれた状況というところが非常に緻密で面白かった小説でした。
「かがやき」を持っているダニーが可愛すぎる!!
今月続編が出ると言うので(ダニーは大人らしい)期待度マックス!




こちらは吸血鬼物、しかも一定の閉ざされたような村物ということで、私の好みのピンポイントを実に突くホラーでした。
全体に満ち満ちている不穏な空気、人々の鬱屈した感情の負の流れがたまらなく魅力的でした。
特に冒頭、が素晴らしい。


幼児誘拐物なのに、のんびりとしたこの雰囲気が好きでした。
後半、活劇になってすら、まだまだ食べたり飲んだり恋愛したり・・・・まあ楽しそうなことと言ったら!
気分が滅入った時にさくっと読めると言う推理小説かも。

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日本小説から

読んでからちょっと時がたつと
じわっと染み入ってくるタイムトラベル物の小説でした。
みみかちゃんという平成のいまどきの小学生が、全く見も知らない家の子供になってそこは昭和の時代で。
戸惑いながらもその家の子供になっていって・・・・
昭和の時代の懐かしさもあいまって、最後の方どうまとめるかと思ったら、こういうことか!とちょっとそこにじわっとしました。

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日本エッセイから。

俳優としてというよりも、一人の初老の男性のエッセイとして上質だと思います。
読書についてがほぼんどなのですが、その滋味深い文章にいちいち頷いたりしました。
読みでがとてもありました、シェイクスピアへの言及もまた楽しくて(ここは俳優目線が楽しい)。


毎回毎回笑わせてもらっています。
最初このシリーズ、実はあまりはまりませんでした、小説の素晴らしさを知っているだけになんでエッセイ?と。
でも何冊か読み進めていくうちに、山田詠美のもう一つの面(というかこちらが本当?)がまたいとおしくてたまらなくなりました。
あと稀代の本読みでもあるので、実に的確な本の感想もまた楽しみなところなのです。