2015.06.27 虹の歯ブラシ


評価 4.7

前作の○○○○○○○○殺人事件の上木らいちが主人公だ!
前のも下ネタだったが(そして言いたくないが強烈に面白かった)、今回もうそれに輪をかけてすごいことになっている、エロ場面で。
ああ・・これ書いちゃっていいもんだろうか、と思うほどすごい。
ところが、意外にそれぞれの短編が(連作になっている)きちんと推理になっている。
愛すべきバカミスであり、愛すべきエロミスであり、愛すべきもしかして本格・・・

援助交際をしている美女高校生らいち。
彼女は全く貞操と言うものを守ることに抵抗がない。
日替わりで、援助交際をしていて、それぞれの人の色の歯ブラシを持っているくらいだ。


特に新興宗教の館に女性が次々に取り込まれ教祖様に取り込まれてしまった(この話、「普通に」読んでいくと現実に普通にありそうな話なのでそこがまた騙される)と思われる、青は海とマニュキアの色が驚天動地のひっくり返り方だ。
まさか!まさかまさか!
ああ・・下品だがまさか!と言う驚きが・・・

そしてラストの章の話の驚き方と言ったら(その前の章の意味がよくわからないと思っていたらこういうことに・・・)。
えええーこうだったのか?
いやこうだったのか?
侮れないラストが何度も展開する面白さがある、この際エロはどうでも良くなって、らいちは何者かという興味一点に集約される・・・・

以下ネタバレ
・教祖がイカって・・・奇妙に納得させられるが。
しかもそれを食べるって・・・

・他にも色盲、バイ・グラを飲むと色覚異常が出る、放置プレイなので人がいる気配がしない部屋とか、もうそれはそれは、多彩なのだ。

・ラストのらいちが、男、老婆、宇宙人、そしてライチが複数イルと言う仮説までたどり着く過程のQEDがとても面白い。