評価 4.9

なんだか離れていたなー鴻上、と思った。
呼び捨てで失礼のような気もするが、私の中ではいつでも兄貴的な鴻上。
しばらくぶりのエッセイで、そして相変らず彼のスタンスって変わらない、好感が持てた。

時事のことが主になるので、これって古びるだろう、時と共に。
(だからだと思うけど前のドンキホーテのピアスは軒並み絶版になっている)
でも鴻上の視点はぶれないのでそれはそれは読んでいて小気味がいい。

結構微妙な宗教問題とか原発問題とかにも触れていて、相変らずいい意味の鴻上なのだ。
リクルートスーツの是非の話、授かり婚の話、森・元首相の話(この話、今オリンピックの話で又森さんが浮上しているので非常に興味深いエピソード)小保方さん(ほらもうこれすらちょっと過去になりつつある)の話、号泣会見の話、と話題は尽きないし、そこに斬りこむ鴻上の意見もまことに面白い、読んでいて。
一番面白かったのは豆腐リプとは何者かという項目だ。
確かに、何者かになろうとしているネットの中、この話痛いほどわかる。