評価 4.9

穂村弘が色々な短歌を解説してくれているという本だ。
解説といっても四角四面に解説しているというよりは楽しくわかりやすく、穂村弘独自の読み方でそれはそれは楽しく読ませてくれる。
過去の短歌でこういういい短歌があったんだなあ・・・と教えてくれるところだけでも読む価値はあった。
一般人の短歌も取り上げられているので、過去現在を問わず「良い短歌」というのを自由に選んでいるところも面白いなあと思った。

この中で、やっぱり寺山修司の破壊力はすごい。
斉藤茂吉も教科書に出てくるような有名なのしか知らなかったが、知らない短歌もこうして並べられるとすごいんだなあというのがよくわかった。
あと、俵万智のサラダ記念日の出来方を知らなかったのでここは驚いたりした。
与謝野晶子もしみじみと良かったし、葛原妙子もまとめて読んでみたいものだと思わされた短歌だった。
塚本邦雄は独特の世界観で、これまた一首読んでみるともう一つもう一つとお代わりをしたくなるような短歌だ。