評価 4.9

毎回楽しみにしているエッセイだ。
どんどん三谷幸喜のプライベートの環境は変わっていく、犬も含めて家族も。
でも彼自身は変わっていなくて、相変らず仕事にのめりこんでいる。
そののめりこみ方が読んでいて楽しい。

お!と思ったのは近頃話題の山本耕史のところもそれはそれはミーハー心で面白く読んだのだった・・・そうか個性的な人なのか・・・。
スティーブン・キングのあの本を褒めているところも面白く読んだ。
役者の実名も出てきているのだが、これがただの褒め、だったら面白くないところ(よいしょ、に見える)。
そうではなく、きちんとその人を分析して、こうこうだからこの人のこういう演技が成り立っている、というところが納得できる。
批判するところも批判しているのが好ましい。
それは意地悪とか非難ではなく、批評であるからだ、彼の目から見て、の批評だが。

しかしこの本、和田誠さんの絵、もとても重要で華を添えていると思う。
これがなかったら、かなりトーンダウンするに違いない。
和田さんの絵でふくっと笑ってしまうのだ、意外に強いことが書いてある章でも。

(この中で、ポアロの話があったが・・・これのみなんだか・・・だった。
なぜならアレを見ていたから。
なんであのようなポアロにしたかなんであのような珍妙な話し方にさせたかおおいにおおいに疑問があったから。

あとラストの物真似の写真は・・・・いかがなものか。
申し訳ないが、私にはさっぱり面白くなかった・・・
自己顕示欲の強い人だとは思ったが。)