2015.09.15 掲載禁止


評価 4

読ませる、相変らず、気持ち悪いけれど。
けれど、手の内というのが段々わかってくる、それに対して題材がえぐい方向のものにどんどんいっているような気がした。

この中で、死の姿を見せるツアーというのはありそうだなあ・・・と思った、ネットの社会で。
ありそうだなあ・・・と思わせるところがとても巧い、そしてそこがまたいいところだと。
けれど読んでいくうちに、ちょっとだけ飽きてくる、後半が段々読めてくるからだ、でも読んでしまうというこの矛盾した行為、どうしたものだろう。

この中で、本人も意識していると思うけれど、マンションの屋根裏に生息していて下の人を見つめている乱歩の屋根裏部屋の散歩者のような話、オチはともかくも(あまりオチは感心しなかった)、途中まではとても面白い、どうしてこの人はここにいるんだろうとか、下の男性が女性を連れてきて結婚!までいってもなぜまだここにいるんだろうとか。
これまたありえない、んだが、ひょっとしてあるかも、と思わず上を見てしまう気持ちになる。