評価 4.3

申し訳ない、私には合わなかった。
この間の太宰治の辞書(これも私にはミステリ的に微妙だった)ととても似た感触だ。
ただ、ほのぼのとしたお父さんがよく本を知っている、薀蓄を語るという設定になっている。

この本、出版社に勤める娘が色々な本の謎を持ってくる。
それを定年退職間近のお父さんが解いてくれる、と言う趣向になっているが、この解く過程が、面白いんだか面白くないんだかよく私にはわからなくなった。
きっとこういう話、エッセイとかではたまらなく面白いのだろう。
尾崎一雄のサインの話にしても、其角の俳句の話にしても、単品では面白い(気もする)
でもこういう語り口でお父さんが次から次へと話を広げていくと、面白いより先に辟易、といった感じが出てきてしまうのはなぜだろう。