評価 4.7

このハチャメチャな感じに慣れたからこちらの方がよく感じたのか、とも思ったが、語り手側もなんだかこちらの方が慣れている。
こなれている分、不思議~よりも鏡~の方が面白かった、率直に言って。
そして、ディズニーアニメは、不思議の国のアリスと鏡の国のアリスの合体であることを今知ったという・・・
不思議の国のアリスで、(あの双子はなぜ出てこないのだろう?)と思っていのだ。
ハンプティダンプティもここにいる。
カキもこちらに出てきている。

鏡の国は、全体に「チェスを動かす」ということになっている。
だけどチェスがたとえわからなくても、この動き方の面白さというのはよくわかる。
女王やらユニコーンやらライオンやら白兎やらが出てくる。
どれと会話していてもアリスは必ず煙に撒かれるし、必ずやりこめられる。
唯一、この話でいい奴だなあ~と思えたのは、何度も何度も馬から落っこちる「白い騎士」だった。
彼との会話はとげとげしくなく、実にまともにアリスの疑問に答えてくれる。
(騎士だから、この人もチェスの駒の一つだろう)

・・・・・
最後、不思議~も鏡~も夢オチということになるのだが、鏡~の面白いところは、
アリスが体験していることを、「王様の夢の中」なのかとちょっぴり疑問を持つところだ。
最後の部分で、自分の夢ではなく、そこにいたのは自分が王様の夢の中にいたと猫のキティに話しかけている。
そここそがアリスの謎の感じがしてとても興味深い。