評価 4.6

映画を見たので、読んでみた。
映画の方の感想を書くと、好みが分かれる映画だと思ったけれど、私は大好きだった、いかにもヨーロッパ映画だなあと。

スイスのある高級ホテルに集う人々・・・
そこにはかつての名音楽家、現在も仕事をしている名監督、有名なスター、などが一堂に会している。


映像美が非常に美しい。
だからこの本ではそれはわからない。
けれども、エピソードが複雑にいくつもに連なっていて、そのあたりを確認したいと思って読んでみる気持ちになったのだった。
といっても、これは原作ではなく監督本人が小説化した作品だ。
だから、話そのものは映画そのもの、といっていいだろう(もし原作だったら多少なりとも違った部分が出てくるはず)

映像で語られなかったことはないのだが、この人はこういうことを意図していたんだ、とかこれはやっぱりこういう場面だったのだ、とか、確認にはなった。そういう意味で読んでよかったと思う。
ただ、映画ありき、の作品というのは言える。