評価 4.6

この二人の対談集。
えーっと驚いたのは、川上・穂村のお二人が実生活でお互いの家に行くほど仲の良いこと・・・えええ・・・
なんだかほむほむが一方的にがんがんやられそうな気がするが・・・気のせいか。
きっとお互いに持っていないところを持っているのが面白いのだと思う、この対談集もそうだった。
でも一方で、この対談を見ると、似ているところも多々見つかったのだった。

自意識の塊のような穂村弘。
突き抜けている(というように見えた)川上未映子。
でも二人ともとてもまじめに真摯に文学に向かい合っている。
一人が何かを言えば、打てば響くように相手に伝わっていく。
つまりは息があっている。

・・・・・・・・・
あるお題が出ていてそれにつてい語っていく、という趣向だ。
このお題は、川上、穂村、編集部という三つ巴で出していて最後に一覧表もあるけれど、誰が何を出しているかというのすら人間性が出ていて楽しい。
お題によって文章のばらつきがあるのも珍しい対談なのだが、これすら本当に語っているんだなあ、興味の薄いことは二人とも楽話さないのだなあ・・・という感じが漂っている。
折々に主に穂村側だけれど、短歌とかも引用されていてそこもまた読ませる。

シャボン玉、お葬式でやるっていいアイディアだなあ・・・としみじみ思った。
あと物欲、で、穂村が物欲が強い方、川上がある時とない時の差が激しい方、というのもとてもわかったのだった。