評価 4.2

超有名出版社の雑誌「週刊千石」に異動した新人女子部員日向子(ひなこ)。
彼女の奮闘ぶりを書いていくお仕事小説だ。
連作になっているけれど、最初の方から一本別の大きな事件の筋が通っていて、最終的にはその話に収斂されていく。

お仕事小説・・・
日向子が取材していく中で、浴びせられていく言葉は厳しいものがある。
張り込みも警察ではないので、いわば出版社の売り上げのためだ。
それをけなげにこなしていく日向子・・・

・・・
非常に読みやすいし、話も出版社内部の話なので興味は持てる。
週刊誌の裏側もわかる。
なぜ出版社の人が外注しないでやらなければならないのか、という日向子のお母さんの疑問も氷解する。
が、私にはそれどまりだった。
日向子のやり方がぬるい感じがしたし、またもしぬるくてそこそこ楽しいお仕事小説ならそれでいいのだが、それではなさそうだった。
日向子に対して、もっと肩入れできればまた違ったのだろうが、そこまで魅力的なワーキングガールではなかった。