評価 5

面白かった!
ベルばらを読んだ人も読んでいない人も楽しめる一冊だと思う、フランス革命ということに興味が少しでもあれば。
でもやっぱりベルばらを読んだ人は、漫画が随所に入ってきてその場面を思い出すので、読んでいない人に比べれば格段に楽しみ方が違うだろう。
主要四人、アントワネット、オスカル、フェルゼン、アンドレは勿論のこと、他の人達も漫画と解説を見るとただひたすら懐かしい。
あ!ジャンヌ!とか、あ!ロザリー!とか、ロベスピエールとかサン・ジュスト(さま)ですら懐かしい!!

かつてベルばらを読んだときに、この本が横にあれば、と何度も思った。
革命に至るフランスの道筋が克明に描かれていて、王室内の寵姫の存在、アントワネットの腰入れの意義、民衆の蜂起、それを先導する人達の素顔が書かれている。
そして漫画では描かれていなかったこと、漫画で描かれていたが実際はこうだったということ(荒れ狂う民衆の前にマリーアントワネットが出て行った場面の話とか)もまた語られている。
ルイ16世が錠前づくりが趣味というのは、決して彼が暗い性格とか内気とかそういうことではなく伝統だったんだ、というのも一つの新しい発見だった。

旧体制から新体制に動くこの激動の時代はどういう角度から見ても面白い。