2016.09.29 鳥肌が


4.6

タイトルの鳥肌が・・・
思ってもみない結末に至ったエッセイだった。
三人の男性が話していて、そのうちの二人が子役について話している。
子役の問題点、子役のその後、子役の持っている未来と過去、のような考察を滔々と話している、ほむほむともう一人。
そして最後に・・・
これってシチュエーションコメディになりそうな話だと思った。

現実の素顔も笑いながらこういうことってあるなあ・・・と思ったりした。
ほむほむはそういう(あるなあ・・・・)という感情を引き出すのが実に巧い。
テレビでは、可愛いヤギが哺乳瓶を吸っているのに、現実では狂気に満ちた座った眼をして哺乳瓶を吸う子ヤギ。
美談として扱われる戦時中の千人針も、現実ではシラミがたかっていたので焼くという恐ろしい短歌。
お婆ちゃんが危篤状態なので手を握ったら、現実では手を振り払われたという事実。
こういうのってあるある!

ちょっと怖くてちょっとずれていてちょっと人と重なる穂村弘ワールドが広がっていた。