2016.10.10 staph


評価 3.9

週刊誌連載時代から読んでいたのだが・・・
正直なところ驚かなければならないところで私は驚けなかったような気がする。
わからなかったのではなく、わかったのだが、へえ・・・ぐらいで終わった気がするのだった。

全体に唐突というのが私の印象だ。
事件そのものも唐突だし、この全体の策略も唐突だ。
加えて、全員の大人が子供っぽいし、全員の子供が大人っぽい、これは狙ってなのか。
全員、というところが不自然さがぬぐえない。
誘拐事件がありその真相は・・・・

離婚してから、移動デリでお弁当販売をしている女性夏都がいる。
彼女は姉の子供つまり甥を預かっている、姉は自分の仕事で海外に行っている。
移動デリの場所をパソコンに詳しい甥に助けてもらっている、常日頃。
ある日のこと喧嘩から始まり、甥の部屋であるアイドル美少女の写真を見つける・・その名前はカグヤ。
そのあと夏都は誘拐され、カグヤの元に・・・


塾講師が外から見るのと違って意外に頭がよく探偵役っぽいこともする(あくまでっぽいのだが)
芸能界の内幕というのもある、枕営業がとても重要なファクターになってくる(これもどうなのだろうか・・)
カグヤとSNSで知り合っている信頼のおけるらしい取り巻きの4人組もいる(これもどうなのだろうか・・・)
そしてなんといっても常に冷静な中二の智弥の存在がある(この子も作られすぎているような気が)

途中で、移動デリを駐車する場所のいわば大家さんが出てくる(これも唐突)
この人がこういう人間だったというのもなんだろう。違和感がぬぐえない。
落ちないのだ、全体に。
最後、真相がわかっても落ちない落ちない、心の中ですとんと。

(あと・・・傍点が多すぎる。それほどの所ではないと思うのに。これって何だろう)