評価 4.2

出だしはとても面白い、ぞくぞくするほどに。
何やらわからない場所(出身地らしいが)にきて、そこで何やらわからない仕事に就く、ME創研という会社で雇われているのだ。
連れ子のいる奥さんと一緒に家族全員でそこで巻き返し仕様とするアルトという男性が必死に働く、工場の「ような」ところで。

いきなり
お身削り、P1、お尽くし、という異常な言葉、そして何よりお互いに掛け合う言葉がお疲れ様でした、ではなくお巡りさまでしたという言葉があるのが、(なんなんだ!この町は)と思わせる。
宗教じみていると感じたのだが、それでもなさそうだ。
しかも町全体で使えるお金というのが日本国のお金ではなくなっている。

・・・
できた製品については、心がこもっていないといけないと言われ、適当に作ったものは鑑定士が排除するという仕組みになっている。
鑑定士?またわからないことが出てくるけれど、この新鑑定士の出来上がっていく苦悩も新鑑定士の言葉とともに綴られている。

そして村の外に出るには許可が要り、必然的にこの村に閉じ込められたような人達・・・
でも製品を一方で外に出す仕事の人もいてこの人は外の様子も知っている。

奥さんはこの町になじめず奉仕に行く。
奉仕の内容とは・・・・

・・・・・
これ、最初は面白いのだが、後半なんだか失速する。
思いつきは優れているのだが、そのあとが続かない、ような感じがした。
落ちないのだ、すべてが曖昧模糊の中に終わってしまって。