2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5442ページ
ナイス数:426ナイス

ゴールドフィンチ 4ゴールドフィンチ 4感想
ラスト・・・ここがこの物語を好きになるかどうかの分岐点だと思いました。自己認識の内省が続いて・・・。私は最後まで物語で終わらせてほしいと勝手ながら思いました。ボリスが大好きなので(どういう人間であるにしろ)、彼が出てくると物語が輝くような気がします。全体に一気に読めましたが、途中もラストも非常にもやもやしました。これって映像化の方が圧倒的に面白い気がします。
読了日:10月28日 著者:ドナ・タート
ゴールドフィンチ 3ゴールドフィンチ 3感想
少年テオは青年テオになり、ニューヨークに戻りましたが・・・。絵に翻弄される人生が哀れでもありました。骨董商としてなんとかなんとか・・・と思っていたのですが、これでは・・・
読了日:10月28日 著者:ドナ・タート
ゴールドフィンチ 2ゴールドフィンチ 2感想
この巻、全体を通してみると一番私は好きな巻かもしれません。大人に見放された二人の少年が心を通い合わせる場面が特に好き。好き勝手にしている父親と義母には怒りしかありませんが、生涯の友になるボリスと結果的に出会ったので相殺かぐらいにまで思いました。しかし父がまたしてもネックに・・・
読了日:10月28日 著者:ドナ・タート
ゴールドフィンチ1ゴールドフィンチ1感想
大切な母をニューヨークの美術館で、テロの巻き添えになって失ってしまう、そこから物語は始まりました。しかもこの時に瀕死の老紳士からある絵を託されて・・・この絵が話全体を引っ張ります。少女の造型が素晴らしく一気読み。
読了日:10月28日 著者:ドナ・タート
分かれ道ノストラダムス分かれ道ノストラダムス感想
ノストラダムスの大予言を使っているのはかえますが、全体に盛沢山すぎる、感じがしました。前半の基(もとき)君の死がもしこちらの道だったら、と考える部分と、後半のサスペンス(?)部分がすみやかに移行していない感じが。ごめんなさい。
読了日:10月27日 著者:深緑野分
三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手感想
祝800回突破!今回も楽しませていただきました。今回は特に真田丸裏側を読みたくて。学校の先生の歴史の原因と結果の話、とても参考になりました。先生も嬉しいだろうなあ、自分の話をこんなに覚えてくれていて、しかも今大河を書いている教え子なんて。自意識の強い話が多いのですがそこもまた三谷流。お子さんの話もちらほらっと出て、しっかり親馬鹿していました。
読了日:10月25日 著者:三谷幸喜
その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1912)その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1912)感想
一編の美しい詩を読んでいるようでした、残虐なシーンもあるのに。場面場面が映像的で非常に印象的です。殺し屋として生きてきた一人の男性の愛に目覚めた心が奔流のようになだれ込んでいく場面場面が読ませました。裏切り、暴力、死に囲まれながらの静寂観があります。彼が家庭環境を語るのがあるのですがこれも重要。最終章の一歩手前、(ああ・・・こうだったんだ・・・)と思ったら、最終章で(あ!)と、ここもとてもグッド。ミステリとして読むより文学作品として読んだ方が吉かも。だから好みは分かれると思いますが、私は好きです。
読了日:10月25日 著者:ジョー・ネスボ
メビウス・ファクトリーメビウス・ファクトリー感想
出だしから途中までは、(P1って何?お巡りさまって何でいうの?お身削りって何?)と興味津々で読んでいました。最終的に工場で何が作られているか全く誰も知らないという不思議な工場に、外の町から来たアルト一家が町の謎に徐々に気づいていくのです。町が閉ざされた感じもグー。視点も新人鑑定士とか、熟練工とか、外に運び出す人とか変わっていくのも面白かったです。ただ・・・中盤から失速感が。私はラスト消化しきれませんでした、ごめんなさい。
読了日:10月25日 著者:三崎亜記
QJKJQQJKJQ感想
ページをめくる手が止まらないほど楽しみました。前半と後半と一気にテイストが違いますが、どちらも堪能しました。最初、文章の「、」が多いのでそのリズムに慣れませんでしたが、あとは一気呵成に。帯にもあるように「一家全員猟奇殺人鬼」で秘密を共有しながら生きていく女子高校生の目線で語られていきます。全体がペダンディックで思弁的なところが多いのですがそこすら好きで、全体が私には衝撃的でした。伏線回収も丁寧でありました。強烈な殺人場面よりも、私が怖かったのは後半のある一場面。夢にうなされそうに怖かったです。
読了日:10月18日 著者:佐藤究
校閲ガール校閲ガール
読了日:10月18日 著者:宮木あや子
傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)感想
面白く読みました。前作2作を読んでいたので目を凝らしていたのですが全く分かりませんでした、258ページまで全く。281ページの会話で釣瓶打ちの驚き。今回残虐シーンは少ないのですが、カミーユ警部の心の内に沿って読んでいくことができました。繊細なカミーユ警部が思わず我を忘れてしまうほどの逆上にとらわれ暴走するシーンが読ませます。人物の語りが途中で変わるのも楽しめました。私はラストシーンがとても好きです、美しくも悲しい描写だと思いました。長編は終わりのようですが中編楽しみにしています!!
読了日:10月11日 著者:ピエール・ルメートル
許されようとは思いません許されようとは思いません感想
表題作が賞候補になった作品のようですが、今一つ現代の都会に住んでいる私には、動機が腑に落ちませんでした、ごめんなさい。それよりも!「姉のように」が非常に面白かったです。最初の新聞記事から始まり、憧れだった姉が犯罪を犯しそれを知り段々壊れていく妹の姿、と思いきや!!ラストでええええ!という驚きが。伏線がたくさんのところにちりばめられています、もう一度読み返すと。ああ・・そうだったんだと。
読了日:10月10日 著者:芦沢央
お茶をどうぞ: 対談 向田邦子と16人お茶をどうぞ: 対談 向田邦子と16人感想
「男の人がステキだなあと思うのは、お金を出す時と、髭を剃る時と、死ぬ時ですね」などの名言(!)が飛び出してくる楽しい対談集でした。対談のお相手がお亡くなりになっているのも多い対談で古いのが多いのですが話そのものは全く古びていないのです。向田邦子の人となりが分かり、肉声がその場から聞こえてきそうです。ここには「生活を愛し、猫を大切にし、仕事をバリバリとして、ちょっとユーモラスで頭が良いお料理好きの向田邦子」の姿が見事に焙り出されています。それにしても死にまつわる話を読んでいると彼女の悲劇的な死を思うので涙。
読了日:10月10日 著者:向田邦子
スタフ staphスタフ staph感想
最後の最後まで違和感が・・・。
読了日:10月10日 著者:道尾秀介
ルキノ・ヴィスコンティの肖像ルキノ・ヴィスコンティの肖像感想
写真とそれにまつわる文章にうっとりしました。書いている時期はまちまちでそれを集めた感はありますが、全く古びていない文章に驚きました。書いている人たちも淀川長治に始まり、海野弘、佐藤忠男、荻昌弘、円地文子(!)、そして澁澤龍彦等々、ヴィスコンティ作品に魅せられた人たちの様々な声が圧巻でした。
読了日:10月10日 著者:淀川長治,海野弘,河原晶子,石田美紀,増村保造,佐藤忠男,荻昌弘,倉橋健,寺山修司,高崎俊夫,斎藤龍鳳,唐十郎,三島由紀夫,澁澤龍彦,松田修,円地文子,巖谷國士,由良君美,ルキノ・ヴィスコンティ,白石かずこ,寺岡裕治,山内由紀人,渡部幻
蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷感想
傑作。恩田陸のいいところが全開になった作品で一種の興奮状態で読みました。ピアノコンクールの話で、音楽の話であると同時に、激しく美しい青春群像劇でもあるのです。天才肌の風間塵、かつての天才少女栄伝亜夜、優勝候補のマサルの三人が非常に魅力的に描かれています。そして冒頭で、風間塵の推薦状を音楽界の亡き重鎮が書いているのですがそこに謎めいた一文があるのです、ギフトか災厄かと。これが後半にわかるのです。コンテスタント達の逡巡、怖れ、祈り、懊悩、それらが伝わってきます。また市井の人高島明石も見逃せません。
読了日:10月8日 著者:恩田陸
泉
読了日:10月8日 著者:キャサリン・チャンター
女子大生桜川東子の推理 ベルサイユの秘密女子大生桜川東子の推理 ベルサイユの秘密感想
愛からず楽しい・・・昭和ネタ満載と脱線話のあらゆる方向の蘊蓄満載でここが楽しめるかどうかの肝かも。毎回大爆笑させてもらってます、ヤクドシトリオの突込みに。とりあえず殺人事件はあって、それを解く美女大学院生桜川東子さんは毎回いるのだけれど、横道が多すぎてたまになんだっけ?謎は?と思うこともしばしばで、でもそれがまた楽しいのです。ウィスキーの蘊蓄なんか素晴らしいです。今回宝塚歌劇の演目が出てきますが、これだけエリザベートとかを簡潔にまとめたものってないだろうなあ。
読了日:10月7日 著者:鯨統一郎

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