10月の日本の本のダントツは蜜蜂と遠雷でした。
出色の出来だと思います。



ともかくも、読んでいて音楽が聞こえてくるのです。
音楽小説で、なおかつコンテストを題材としているのですが、天才ゆえの不安、天才ゆえのジレンマ、また一方で普通の市井の人だけど努力をしていることで追いつこうとしている人、そして陰でその人たちを支えている人、と人々の描きわけが見事なのです。
ピアノの音が聞こえてきます。
非常に美しく整った小説だと思いました。

・ミステリであり、一種の異色作ですが、QJKJQは、私の好きなツボをバシッと突いてくれました。

猟奇殺人鬼の一家に生まれた女子高生、というだけで(彼女自身も殺しています)ぞくぞくする設定ですが、この小説、前半と後半と全くテイストが変わってくるのがとてもとても楽しめました。
全体にぺダンティックで思弁的なので、そこが好き嫌いが分かれるところかも。
ちょっとした薀蓄のようなものまで私はずずいっと楽しめましたが。
そして私が怖かったのは、殺人の場面ではなく、後半のある場面でした、猛烈に怖くて夢に出てきそうです(幸い出てきてませんが・・・)。うまいなあ・・・と素直に思います。

タイトル何??と思っていましたが、今ではもう完全にソラで言えます。
次作が出たら、絶対に読みます!

・・・・
海外本は


傷だらけのカミーユ。
これで最後だと思うとさみしいです。
前に出てきた人たちのその後、もあって、悲しいやら懐かしいやら。
そしてカミーユの奮闘ぶりが・・・・
またすさまじいです。
三部作全部読むと一本の道が見えてくるかも。
楽しませてくれてありがとう!