2016.11.28 本格力



評価 5

ば・・・・ばかだねえ・・・本当に愛すべき馬鹿(誉め言葉)だと思う、そして楽しすぎる!!
本格愛に満ち満ちた作品だ。
笑いながら結構真剣に読みふけったのだった。いつまでも読んでいたいものだと思った。

これは、読んでない古典とか読んでないミステリを読んでいこう、そしてあわよくば処分して自分の持ち物を軽くしようという試みだ。
そこの部分は、『博士と女子高生』という二人語りになっている(作者が両方書いている)
あと笑ったのは、みすを。
あいだみつをを模しているのだろうが、まあよくこれだけ考えられるなあ・・・と思ったくらいにミステリへの言葉のもじりでここはおおいに笑わせてもらったのだった。
カナなぞり書きのお手本(これも今巷ではやっているのを、小説の一部分をチョイスしてというので笑った笑った)のあとの、喜国雅彦の一文もとても面白い。
そして奥さんの国樹由香の探偵の話(つまり喜国の日常の話)も面白い、犬への愛の話、そこに挟まるミステリへの愛の話、基本ポジティブシンキングの話、と話は尽きない(し、こちらも興味がある)

・・・
なんといっても、でも、博士と女子高生の古典ミステリへの言及が読ませどころだ。
今までよしとされていた本もここでは女子高生の口を借りて実に率直に面白い面白くないと斬られていく。
ネタに触れないでよくこれだけ説明できるものだ、と感心していた。
毎回非常に多くにミステリが読むべき本として女子高生の前に出されるが、この評価をよく読んだ上で、読んだ本でも読んでいない本でも是非手に取ってみたいものだと強く思った。