評価 4.5

のんびり進む夏目漱石の話だ。
もっともっと専門的なのもあるのだろうが、これはこれで微笑ましく、入門の一歩として楽しめたのだった。
先日来、ドラマで漱石をやったのでなにかこういうものを読んでみたいなあ・・・と思って手にしたのだが・・・。

漱石がものすごく身近になるし、会話とかがもう本当にあったかのようだ。
見合い相手としてきた金之助に一目ぼれした鏡子。
苦労するが大成するといわれた占い師の言葉を信じて結婚する鏡子。

小説家であって神経を病んでいる漱石がいかに扱いが大変だったかというのがよくわかる。
一般的には悪妻ということでとおっている妻は実は夫を懸命に支えていたのだということがひしひしと感じられた。