2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2767ページ
ナイス数:350ナイス

ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)感想
心の中にぐっと入る人には入る話だと思いました。いじめ、がテーマなのですが、謎に満ち溢れていてストーリー的にはよく出来ていると思います(想像できるにしろ)。特に革命が何だったのか、という謎はなかなかのものでした。あと人間力テストの設定も。ただ・・・キャラクターが深みがないのと、文章が抵抗があるところが多かったかなあ、私には。でも興味持ちましたよ、この人の作品。
読了日:1月31日 著者:松村涼哉
ぐうたら上等ぐうたら上等感想
年末年始に必ず読むシリーズです。一年をこれで振り返ると、去年もいろいろあったなあと思いました。芸能の話題から映画から、政治問題までぶれずに彼女の目線で語ってくれています。毒がやや抜けてきたかとは思いました。こなれた大人にならなくていいので、中野翠道を突き進んでくださいませ!
読了日:1月31日 著者:中野翠
八月は冷たい城 (ミステリーランド)八月は冷たい城 (ミステリーランド)感想
こちらは男の子バージョン。女子と壁を隔てて男子もまた集められているのです、七月から読むこと必須の物語。疑心暗鬼が中心となります、こちらでは。誰が何をしたか、誰が本当のことを言っているのか、本当の姿をさらけ出しているのか。少年たちの思いが交錯します。ホラー要素はこちらの方が強いので、みどり男のこととかはやや強烈かも。個人的には最後ぼんやりと終っても良かった気もします、全てを説明しなくても、と。作者の朝日のようにさわやかにに、みどり男がいるのでそこも読み直してみました。装丁が美しい、やや子供の絵が幼いけど。
読了日:1月29日 著者:恩田陸,酒井駒子
七月に流れる花 (ミステリーランド)七月に流れる花 (ミステリーランド)感想
美しくそして不穏で心をかきむしられるようなそんな気持ちになるミステリでした。ザッツ・恩田陸ワールド。二冊同時刊行ですが未読の方は是非こちらから読むことをお勧めします。すべての謎が解けるのが八月~の方ですから。こちらは女の子バージョンで、そもそもなぜ特定の女の子たちが緑の蔦に覆われるお城に集められたのか、流れる花とは何か、お地蔵様のところに集まる鐘の音の意味は何か、と謎が次々に繰り出されます。謎も、ですが、少女たちの佇まいが際立っていてそこにも魅せられました。
読了日:1月29日 著者:恩田陸,酒井駒子
いまさら翼といわれてもいまさら翼といわれても感想
古典部の最新作。今までのを読んでなくても楽ししめますが、読んでいれば、奉太郎君がなぜあのような省エネになったのか、という理由がわかり、なるほどーーと膝を打つこと間違いなしです。古典部四人の青春ミステリではありますが、今回は人間描写が中心だったような感じでこれはこれで楽しめました。走れメロスへの奉太郎の解釈が面白かったり、表題作のえるの今後が気になったりしますが。個人的には摩耶花の漫画研究会の話の顛末がとても好きでした、こういう場面ぶち当たるだろうなあと。(ちなみにサイン本購入しましたが元気の良いサイン!)
読了日:1月24日 著者:米澤穂信
幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)感想
新訳が出たので読んでみました。前のが読みにくいというわけではないけれど、圧倒的な読みやすさ。哲学小説とも言われますが、話そのものもどきどきするくらいに超絶に面白いです、今の時代でも尚且つ。巨大な宇宙船がある日やってきてオーヴァーロードと言われる異星人は決して姿を見せない。なぜ?何の目的で?こういうミステリでもあるのです、壮大なSFでもちろんありますが。第二部で、異星人の姿が出る時、うわーーーっとのけぞります。また真の目的が第三部で語られますが、そこでまたまたうわーーーー。一度読んだら忘れ難い話です。
読了日:1月24日 著者:クラーク
円卓 (文春文庫)円卓 (文春文庫)感想
西加奈子初読みはこれをチョイスしました、そして正解。弾けるような小3のこっこちゃんが可愛いし、こっこちゃんの大家族がいとおしいし、大阪弁が良いスパイスになっていて、独特のニュアンスが伝わるセンスが素晴らしいと思いました。作品全体がきらきらしています。小学生時代の自分を思い出しながら(誰しも思い出すと思います、自分の中のこっこちゃんを)ふくっと笑ったり。周りの人々もよく描けていて、どもりの男の子の真実を穿つ言葉とか、一文一文切り抜いて貼りだしたいくらいだ!と思いました。こっこちゃんのお爺ちゃんもいいなあ。
読了日:1月24日 著者:西加奈子
とりつくしま (ちくま文庫)とりつくしま (ちくま文庫)感想
単行本で既読だけど再読。この話の肝は、死んだ人が何らかの思いを持って、人にとりつく、のではなく、物にしかとりつけない、ということだと思います。だから勢い、未練のある人もしくは傍にいたい人の傍らにある何か、にとりつく。それは、愛する息子の野球の時に使う粉であったり( この話泣けた)、家族で使っていたマッサージチェアだったり、日記帳だったり。そこにとりつくことによって、自分がいない世界で皆がどうやって暮らしているだろう、というのを死んだ自分がまざまざと突きつけられるのです。自分だったら?と考えさせられました。
読了日:1月24日 著者:東直子
楽天道 (文春文庫)楽天道 (文春文庫)感想
年代別っぽくなってるので、若い時の佐藤愛子が懐かしすぎて!まだお嬢さんの響子さんが結婚していなくて、遠藤周作の息子と結婚させよう話、は有名ですがここのくだり、何度読んでも笑えました。しかしぶれてない、佐藤愛子。ずうっとずうっと愛読者ですがぶれてない姿が素晴らしすぎます!
読了日:1月24日 著者:佐藤愛子
本バスめぐりん。本バスめぐりん。感想
私自身、リアルな移動図書館利用者でした。過去形なのは、もうやっていないから。だからこの感じと雰囲気がとても分かりました。近所の人たちとの濃密な付き合い、図書館では巡り合えないような人たちとの出会いが。それに加えてこの物語ちょっとした謎、が入ってほのぼのとしています。が。私の違和感は、図書館員が借りた人の本をこういう傾向だと話し合っていること・・・あり?なんでしょうか、これは。借りる側にとってみれば嫌だな~~。主人公二人があともう一歩魅力的だったらもっともっと惹かれる話だと思いました。
読了日:1月24日 著者:大崎梢

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