2017.03.29 失われた地図


評価 4.5

グンカはなんだろう?
軍靴?
悪意の塊か。

日本の各地にある、軍部の跡地。
そこには、かつての記憶が眠っている。
更に、もっと以前の記憶も増幅し暴れまわる。
『裂け目』から噴き出してくるグンカとそれを閉じようとする風の一族・・・・


女性の鮎観(あゆか)、彼女と息子をもうけながらも離婚した遼平、言葉少ない浩平、の三人が特殊能力を持っていて、他の人には見えないが確実にそこにいる巨大悪(悪意といってもいい)に立ち向かう話だ。
グンカが見えていく様子などは大変面白いし、小出しに情報が出てくるところも良いと思った。
それぞれの土地の昔の記憶のようなところも読ませる。
また、『裂け目』から悪が飛び出てきてそこを『縫う』という作業も非常に面白かった。

が、これ、まだ途中だろう(と思いたい)。
いくらなんでもここで終わりというのはないだろう。
あと・・・全体にちょっと薄い、ストーリーとして。
薀蓄が語られるが(色々なところで)、それがそこだけ話に溶け込んでいないで、浮き上がってくる感じもとても気になった。
次、が出たら読むけれど、ぜひ次に期待したい、鮎観の再婚相手の素性も含めて、おそらく超巨大な能力を持っている子供登場も含めて。