評価 4.5

久々の吉本ばななエッセイ。
年齢的なことから見て普通のことかもしれないけれど、ご両親がお亡くなりになってる記述を見ると、ほんのり悲しくなる。
そして彼女のお姉さんと彼女とご両親の旅行の思い出とか、日々あったこととかがさりげなく語られると、全く知らない人たちなのにちょっと淋しくなる。

比較的自分の身辺についてありのままに書いているので、(法律的には結婚していなかったんだ・・・)とか(高齢出産だったんだ・・・)とか、そもそも(お子さんがいるんだ・・・)とか(義理のお父さんとの交流があるんだ・・・)とか、私は全く知らなかった事実が次々に出てくる。
ほこっとした部分もあるけれど、人の生死を見つめ、メダカの生死も見つめている、そういうことが同列に並んでいる、というのがいかにも吉本ばなな、だと思った。
思ったよりスピリチュアルな部分はなくて、思ったままの身辺雑記の趣があった。