2017.07.10 風の歌を聴け


評価 5

年に何度か読み返すのだが・・・

デビュー作に全て詰まってるというのは至言であって、本当に村上春樹のスタートがここから始まると思いながら読むと感慨深い。

・バーで出会い介抱した女性
・指に特徴のある女性
・鼠というあだ名をつけた彼
・今まで付き合った三人の女性の行方
特に最後に自死した女性への気持ちとその揺らぎ
・ひと夏の出来事
・おしゃれな小物の数々・・・
・音楽への憧憬

初めてこれを読んだ時に、これが日本の小説というのにとても驚いたというのをまた改めて思い出した。
もう文体から何から、翻訳小説そのものだったから。
内容もついでにいえば、翻訳の世界の物だったから。
なんだか画期的な作品だったのだった。